よくあるご質問
コンタクトレンズに関するよくあるご質問について、私たち「HIROCON」のスタッフがお答えします。
初めてコンタクトレンズをつくる時は、不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな皆さまのために、使い方やケア方法、眼科検診などについて、詳しくご説明しています。
ぜひ参考にしてください。
(質問をクリックして回答をご覧ください。)
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コンタクトレンズは、大きく分けて「ハードレンズ」、「ソフトレンズ」に分かれます。
ハードレンズは水分を含まない硬い素材のレンズで、ソフトレンズは水分を含んだやわらかいレンズです。
また、ソフトレンズは装用スケジュールから、レンズが使えなくなるまで使用する従来型と、1日・1週間・2週間・1ヶ月・3ヶ月と定期的に交換する使い捨てレンズがあります。
ハードレンズ | 酸素透過性ハードレンズ(O2タイプと高酸素透過性のEXタイプ) |
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酸素非透過性ハードレンズ(酸素を通さないレンズ。現在はほとんど使われておりません) | |
ソフトレンズ | 従来型ソフトレンズ |
1日使い捨てレンズ 1週間使い捨てレンズ(主に連続装用タイプ) 2週間使い捨てレンズ(※新素材レンズ有) 1ヶ月使い捨てレンズ(※新素材レンズ有) 3ヶ月使い捨てレンズ ※使い捨てにおいては、主成分HEMA(ハイドロキシエチルメタクリレート)素材のタイプと新素材シリコーンハイドロゲル素材のタイプの2種類あります。 |
また、ソフトコンタクトレンズには電気的な性質の違いによって「イオン性」と「非イオン性」の二つに分類することができます。
さらにソフトレンズの水分の含む割合によっても分類でき、その割合が高いものを「高含水レンズ」、低いものを「低含水レンズ」といいます。
素材グループ | イオン特性 | 含水率 |
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グループ(1) | 非イオン性 | 低含水 |
グループ(2) | 非イオン性 | 高含水 |
グループ(3) | イオン性 | 低含水 |
グループ(4) | イオン性 | 高含水 |
もちろん使えます。また、左右どちらかの眼だけに強度の近視や遠視のある場合を不同視といい、眼鏡だと左右で物の大きさが異なって見えるため眼が疲れることがあります。しかし、コンタクトレンズは物の大きさについてほとんど左右差は感じないので、不同視の場合はコンタクトレンズの方が適していると言われています。
一般的にはハードコンタクトレンズが処方されますが、ここ近年では使い捨てレンズを中心とするソフトレンズにおいても乱視用のソフトレンズの種類が増え、十分に対応出来るようになりました。
ハードコンタクトレンズが乱視に効果的な理由は、角膜の間にできる涙の層に、乱視の度合いを弱めてくれる効果があるからです。しかし、乱視が強すぎるとハードコンタクトレンズがうまく角膜に乗りにくく不安定なことや、強い異物感をともなう場合もあります。そのような場合は、乱視用のソフトレンズが有効です。
レンズを乱視の目に合わせて調整することは、高度な診断を必要とする場合があるので、何か異常があった場合に診察が受けられるように、隣接眼科に眼科専門医が常駐している「HIROCON」でご相談ください。
ハードレンズ、ソフトレンズ、使い捨てレンズ(1日使い捨て、2週間使い捨て)と豊富にあります。最近では老眼用のコンタクトレンズのニーズが高まり、各メーカーから遠近両用のコンタクトレンズが発売されるようになりました。種類が豊富になりましたが、レンズ構造は各メーカーによって異なり、眼鏡の遠近両用の場合と同様に慣れにくい方もいらっしゃいますので眼科医に相談して下さい。
お子さん本人がコンタクトレンズはどのようなものかを理解でき、取り扱いもできる年齢に達していれば使用可能です。しかし、お年寄りにもあてはまることですが、ご家族や周囲の方が十分に気を配り、正しく使いこなせるよう手助けしてあげることが必要な場合もありますので、まずは眼科医に相談されることをおすすめします。
程度によって異なりますが、充血、かゆみ、目ヤニが多いなどのアレルギー症状のある場合は、眼科医と相談の上、決定します。花粉症の季節には必ず診察を受け、「今まで使用していたから大丈夫だろう」と使用を続けず、眼科医にご相談下さい。
コンタクトレンズは、最初から長時間装用できるというものではありません。毎日少しずつ装用時間を伸ばし、目にレンズを慣らしていきます。
個人差やレンズの種類によって違いますが、一般的にはハードコンタクトレンズは2~3週間ほど、ソフトコンタクトレンズ(使い捨てソフトレンズ)は1週間ほどが慣れるまでの目安です。
1日の快適な装用時間は、レンズの種類によって異なりますし、個人差もありますが、一般のレンズでは平均して12時間前後、最長でも16時間です。しかし、長時間装用は目に負担がかかりますので、なるべく避けるべきです。また、目の状態やコンタクトレンズの状態によって、角膜へ与える負担が異なりますので、定期検査の際に眼科医に相談して下さい。
スポーツには、ソフトコンタクトレンズ(使い捨てレンズ)がおすすめです。しかし、風の強いとき、目が乾燥しているときは、ソフトコンタクトレンズが外れることもごくまれにありますので注意が必要です。
一般にハードコンタクトレンズでは、目の中でずれたり外れたりすることがありますし、特に酸素透過性ハードコンタクトレンズの場合は、激しいスポーツではボールや体などが目にぶつかることもあり、レンズが破損する恐れもあります。従って、ハードコンタクトレンズは、スポーツには向きません。
防腐剤の入っていない目薬なら大丈夫です。しかし、市販されている目薬の種類によっては、防腐剤などの成分が入っており、その成分がレンズに吸着され、レンズや目に悪影響を及ぼす恐れがあります。(レンズをはずした後ならもちろんかまいません)。
眼科医から点眼の指示があった目薬を使用される場合は、その指示に従って下さい。または薬局で、レンズ装用中でも使える目薬かどうかを確かめて下さい。
水や石鹸が目に入ることがありますので、原則としてレンズは出来るだけ外して入るようにして下さい。
大丈夫です。たとえコンタクトレンズを毎日装用しているとしても、度の合った眼鏡は作っておきましょう。コンタクトレンズの安全性が高まったといっても、目を傷つけることが皆無になったわけではありません。トラブルが起きたときに、無理にコンタクトレンズを装着するのは禁物ですので、そういった場合は眼鏡を使用しましょう。
お化粧する前にレンズをつける事をお勧めします。化粧をした後の手でレンズをつければ、レンズに化粧品の油分などがついてしまい、レンズのくもりや異物感の原因になります。
連続装用レンズは、眼科医が希望者の目が連続装用に適した目かどうかを判断し、許可をした場合にのみ装用することができます。従って、眼科医が指示する期間(最長で1週間)なら、つけ続けて大丈夫です。
ただし、たとえ連続装用が可能なレンズでも、その時の目の状態によってはよくないケースも十分にあります。少しでも異常をお感じになったら、ためらうことなくただちに詳しい検査を受けて下さい。
使い捨てレンズの多くの種類は、含水率を高くして酸素透過性を高めるよう作られています。そのための素材を使っているのですが、汚れやすいため、長期間は使えないのです。きちんとしたケアや消毒をしていても、使用期間を過ぎるとレンズに蓄積した汚れやタンパク質のために、ゴロゴロとした異物感が出てきます。
例えば2週間使い捨ての「2週間」とは、「滅菌状態の容器から取り出した後、2週間以内は使用できる」という意味です。けっして使用延べ日数ではありません。使う人によっても汚れ具合も異なるので「最大2週間使える」という感覚でとらえてください。
「コンタクトを使うから近視が進む」とは一概に言えません。近視が進む原因は、解明されているわけではありませんが、一般的にはゲームやパソコンなど目を酷使する環境が悪影響を与えていると考えられます。また、青年期の体の成長とともに近視が進むことや、遺伝的な要素も考えられております。コンタクトレンズや眼鏡を使うことが視力低下に直結しているわけではありません。
装用の頻度やレンズケア状況、涙の成分の違い等によって個人差がありますが、一般的にはハードレンズの寿命は2~3年程度、ソフトレンズで1年~1年半ほどと言われております。また、レンズの白濁や変形、装用感の悪化等で寿命がある程度判断できます。
寿命がきても使い続けると、目の充血が激しくなったり、乾きやすくなったり、レンズの変形によって目へのキズが入ってしまうことがあります。
また、徐々にレンズに蓄積する汚れなどの影響で、酸素の透過性が低くなることによって、長時間装用で角膜の細胞に悪影響を及ぼすケースもあります。仮に調子がよかったとしても、寿命の時期が来たら、一度眼科に受診して頂くことをおすすめします。
ソフトレンズは加熱しない化学消毒(コールド消毒)と煮沸消毒に分類されます。現在では煮沸器を使っての消毒・洗浄はほとんど行われなくなりました。(加熱によりレンズの劣化させる場合や、煮沸出来ない使い捨てレンズが普及している為)
化学消毒は以下の2種類あります。
いずれの場合においても、ソフトレンズは水道水が使えませんので注意しましょう。また、近年需要が高まっている新素材シリコーンハイドロゲルレンズ(使い捨てレンズ)の場合、洗浄液との相性もありますので、眼科医の指示に従って正しい使い方をしましょう。
ハードレンズの場合、つけおき洗浄とこすり洗い洗浄の2種類あります。
つけおき洗浄 | 酵素の力によって、汚れを落とします。洗浄・保存液と酵素液を組み合わせて使用するタイプと洗浄・保存・タンパク除去が1本でできるワンボトルタイプがあります。 | こすり洗い洗浄 | 洗浄液(クリーナー)と指による物理的な力によって汚れを落とします。 研磨剤を配合しているタイプと配合していないタイプがあります。 |
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洗浄が終わったレンズは指定の液(洗浄保存液や保存液など)に保存します。
レンズのすすぎ洗いは水道水で行います。
レンズケースは定期的に交換して下さい。長い間使用しているとレンズケース自体に汚れや雑菌が付着して、コンタクトレンズが汚染される可能性があり、それが原因で目に感染症を起こす危険性があります。
飲んで安全な水道水でも目に大丈夫とは限りません!アカントアメーバや雑菌がレンズに付着する可能性があり、その目のトラブルを引き起こす原因となる恐れもあります。また、レンズの汚れによってさまざまな問題が引き起こされることもあります。
またハードレンズの場合は水道水が使えますが、保存液という考え方は非常に危険なことです。過去の事例では、水道水を使っていたことで失明寸前の事態にまで及んだケースが報告されています。
コンタクトレンズを使用する際は、そのコンタクトレンズに指定されたケア用品を用いて正しいレンズケアを行いましょう!
まず眼科医による検査を受けます。一人ひとりの目には、視力ばかりでなく、角膜曲率半径(表面のカーブ)などに微妙な違いがありますので、それに合うようにレンズが調整されます。
レンズの種類は、眼科医と相談して決めましょう。あなたの職業や環境に合ったレンズを処方してくれます。眼科医とのコミュニケーションが大切です。
一般的な検査の内容と手順は、次の通りです。
コンタクトレンズを初めて装用し始めたら、障害の防止と早期発見のために、どんなに調子がよくても、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後に検査を受けていただくことが大切ですし、その後も3ヶ月ごとに定期検査を受けることが安心につながります。目のトラブルを防ぐためにも、眼科医の指示を守りましょう。
また、少しでも異常を感じたら、定期検査以外でもためらうことなくただちに詳しい検査を受けて下さい。
コンタクトレンズは高度管理医療機器です。レンズの種類や度数の変更には医師の診察が必要となります。自己判断で変更せず、必ず眼科で検査・診察を受けた上で変更して下さい。
取れなくなることはありません。目の構造上、まぶたの奥ではまぶたと白目がつながっていて袋のようになっていますので、行き止まりになっています。 目の奥に入ってとれなくなることはありません。
ソフトレンズの場合、レンズ内に含まれている水分が徐々に蒸発してしまうという特性があります。それを補う為に涙を吸い取るため、結果として目の乾きにつながってしまいます。特に装用時間が長い場合は、それが原因で角膜にキズをつくってしまうこともあります。無理に長時間装用をするのではなく、疲れや乾きを感じた場合は目に負担のかからないようレンズをはずすことをおすすめします。
また、乾燥に対する対処方法としては、意識的にまばたきを多くする、目薬を使用する、レンズをまめに洗浄するなどがあります。ただし、ドライアイなどで目の涙液量がもともと不足している場合は、目にかかる負担が非常に大きいので、詳しくは眼科医にご相談して下さい。
コンタクトレンズをつけたまま寝てしまうと、様々な眼障害がおきる危険性があります。例えば、眼に十分な酸素が供給されにくくなってしまい、角膜の再生することのない大切な細胞(角膜内皮細胞)の減少などの原因となってしまいます。特に角膜内皮細胞の減少が進むと、眼鏡やコンタクトレンズをしても視力が出にくくなり、さらには将来において白内障などの手術が必要になった際に手術ができないなどの可能性が出てきてしまいます。また、睡眠中は涙の量が減ってしまい、乾燥によりコンタクトレンズが貼り付いてしまったり、細菌・ウイルス等による感染症の原因となったりすることがあります。
コンタクトつけたまま寝るのは非常に危険な行為です。必ず寝る前にはコンタクトをはずしましょう。
原因はコンタクトレンズに付着した汚れです。コンタクトレンズのケアを怠ったことで、レンズに汚れが蓄積して目にアレルギーの症状がでてしまった結果です。主な症状は目がかゆい、コンタクトレンズがずれて異物感が出る、まぶたの裏側に異物感を感じる、目やにが増えるなどです。進行すると大きなコブ状のブツブツ(乳頭)がまぶたの裏側にできます。このような症状が出たら、一度眼科に受診して、眼科医の指示に従いましょう。
長時間装用によって、角膜に負担をかけすぎるためにキズをつくってしまう症例があります。(点状表層角膜症といい、最も多いコンタクトレンズ眼障害の一つです。)ハードトレンズ特有のもの、ソフトレンズ特有のものがあり、原因も様々ですが、ほとんどの場合、自覚症状はありません。また、治癒しても、適切な対応をしなければ再発するケースもあります。さらに再発を繰り返していると、最終的には角膜上皮びらん、角膜浸潤、角膜潰瘍と重篤な眼障害につながりますので非常に危険です。
また、角膜の細胞は透明性を維持していますが、酸素不足になると角膜内皮細胞が減少し、一度減ると二度と増えず、激減すると失明につながる危険もあります。自覚症状がまったくありませんが、長時間装用によってのリスクの高さを認識した上で、そのレンズにあった装用時間を守るようにして下さい。